FAQでは、これから利用してみようとお考えの方やそのご家族様の、「行ってはみたいけれど、ここが不安だわ・・・」とお感じになられるだろうところを、質疑応答形式で掲載していきます。
こちらは、御相談やお問い合わせで実際にあった内容を随時追加していきますので、いきなり電話するのはちょっと・・・という方は一度ご覧になって下さい。
Q.通所型自立回復訓練(生活訓練)施設って何ですか?
A.依存症にお悩みの方が、ご自分で自助グループに通えるようになるまでの中間施設です。
市より事業認可を受け、訓練指導の研修を受けたスタッフが依存症をお持ちの利用者様の回復の手助けをし、利用期間終了後、ご自分で各自助グループに通い、また社会生活を再開できるようサポートする施設です。
Q.自助グループって何ですか?
A.AAや断酒会等の、地域で行われる依存症でお悩みの方の集まりです。
AA(アルコホーリクス・アノニマス)や断酒会は地域で同じ依存症でお悩みの方が、悩みを共有したりしながら共に依存のもとを断とうと、集まっている会です。同じ悩みを持つ人ばかりが集まってミーティング等を行うので、自分の体験を話しやすく、また過去に自分よりひどい経験をした人もこんなに回復出来ているんだ、と励みになることも多く、依存症回復には欠かせないプログラムの一つです。
Q.電話相談したら必ず入所に向けて動かなきゃいけないの?
A.そんなことはありません。
御相談された方の状況、状態によっては必ずしも入所が回復への近道になるとは限りません。少し時間を置かれたり、他の自助グループや医療機関のほうが適しておられる場合もございます。我々の共通の目的は依存症で悩まれている方の回復と自立です。当施設が適しているなら当施設、そうでない場合は一緒に相談して他の自助クループその他を御案内することもございます。
Q.ご近所の人にバレるのは避けたいんだけど、本当に大丈夫なの?
A.もちろん大丈夫です。御安心ください。
家の前から施設の前まで送迎致しますし、入所された後は皆さんニックネームで他の利用者さんと過ごして頂く事になります。また、施設内でのミーティングや各自助グループでの自分の体験談その他は、言いっぱなし聞きっぱなしが基本です。メモを取ったり、他の人に話したりは禁止ですので、プライバシーは守られております。もし心配な方は施設内を見学する事も出来ますので、お問い合わせください。
Q.入所したいけれど、正直お金はいくらくらいかかるものなの?
A.初期入所費用は頂いておりません。国の規定通り、原則、利用料の1割を御負担頂きます。
更に、所得に応じて1ヶ月の負担上限月額が定められており、ご負担が重くならないようになっております。送迎や食事代等については、施設の状況により変化致しますので、その都度お気軽にお電話下さい。一般の所得の方であれば、概ね送迎食事全て含めまして15,000円程度が目安となります。
Q.1日何をして過ごすんですか?
A.主に、ミーティングと昼食、読書や音楽鑑賞などをして1日を過ごします。
朝とお昼に1回ずつ1時間半ほどの各テーマに添ったミーティングを行い、昼食や音楽鑑賞など、皆さんでゆったりとした時間を過ごして頂きます。詳しくは支援プログラム(一例)をご覧ください。
Q.薬の管理が出来ないので預かってほしいのですが。
A.可能です。
サービス管理者、社会福祉士の管理のもと、決められた通りに服用して頂けるようお手伝い致します。正しく服薬して頂けるよう、お薬手帳をご持参下さい。
Q.毎日通うのはちょっと辛いのですが、週に何日間だけという通い方は出来ますか?
A.はい。利用者様に合わせた無理のない通い方をして頂いて構いません。
利用者様によって体調の良し悪しや、ご都合もございますので、必ず毎日通わなければならない訳ではありません。月ごとのプログラムを変更して療養や通院に充てて頂く事は十分可能です。
Q.退所した後でまた我慢出来なくなったら、再度入所する事は可能ですか?
A.利用者様の状況に応じて違います。お申し出頂ければ尽力いたしますので、御相談下さい。
国の規定により障害福祉サービス受給者証によるサービス受給期間は、原則サービスを開始した日より2年間となります。しかしそれでもまだまだ改善の余地があると判断された場合、医師、市の障害福祉課、当サービス管理者の協議のもと再度申請する事も可能です。